第2回 「本の学校notice431読書会」レポート

1月14日(土)に第2回本の学校notice431読書会を行いました。
今回のテーマは『おススメ本読書会 2016年、私のベスト本!』です。暴風雪の中、男性2人、女性2人、合計4人で強烈におススメ本を紹介しあいました!

★活字中毒男性のおススメのノンフィクション。(参加はなく、メールで紹介)
※『謎のアジア納豆』高野秀行 新潮社 ¥1,800(税別)
辺境ライターの高野氏が、10年前、ミャンマーで納豆卵かけごはんを食べ、さらに日本に暮らすタイ北部の出身者に「日本の納豆は味が一つしかない」と言われたことがきっかけで、東南アジア各国で「納豆とは何か?」を探求する旅が始まる。そして日本の納豆の歴史、アジアの納豆文化圏の歴史も検証する事になる。面白くて一気読み!納豆は日本固有の食べ物だと思っていたのにそうじゃなかった!?(参加者全員、納豆は日本固有の食べ物だと思っていたので、この本に仰天!)
※『決してマネしないでください①②③巻』蛇蔵 講談社 各¥560(税別)
理系学生の(悲しい)生活を、歴史上‘超’著名な科学者の変人ぶりを合わせ描いた大人の学習マンガ。あのキュリー夫人が!?あのニュートンがこんな人だったの?と驚きの発見があり!漫画の連載終了時には芥川賞作家の円城塔さんが「このマンガは現代の日本に必要な作品だと思います」と読者アンケートに投稿された傑作。

★人文系お得意な男性、おススメの哲学本
※『知の欺瞞-ポストモダン思想における科学の濫用』アラン・ソーカル 岩波現代文庫¥1,480(税別)
今の哲学者の論文には、数式を使って哲学を説明するものが多すぎると物理学者から突っ込まれた本。数学者の著者が試みにでたらめな論文を投稿したら、権威ある雑誌に掲載された!著者はでたらめだとカミングアウト。その過程も書いてあるし、問題となった論文も英文と翻訳が全文掲載。偉い学者が書いたからといって鵜呑みにしてはダメです。
※『反哲学入門』木田元 新潮文庫 ¥520(税別)
プラトンから始まる西洋哲学の流れとそれを断ち切ることによって出現してきたニーチェ以降の反哲学を区別し解説。実体のないもの→形而上学から、ニーチェ、サルトル、キルケゴールなどの実存主義へ。特にキルケゴールは「神様がいるか?いないか?神様に祈っても助けてくれない。今、悩んでいることが大事じゃないか」と言い始めた。
・初心者におススメの哲学本は、『あたらしい哲学入門』土屋賢二 文春文庫 ¥590

★フィクションは読まないですが・・男性おススメの実用本
※『東京ソウル・バー物語』高畠保春 シンコーミュージック ¥1,500(税別)
東京だけでなく全国のソウル・バーと言われるお店のガイド本。お店の特徴、作った経緯、最近のソウル・バーの傾向など情報満載。大阪にいいソウル・バーがあり、行きたかったけど、行けなくて非常に残念な思いをした2016年、記念の本!!!
※『靴磨きの本』長谷川裕也 亜紀書房 ¥1,300(税別)
著者は、青山にある靴磨き専門店「Brift H」のオーナー。革靴の磨き方から手入れの仕方まで徹底的に解説。革靴にこだわる人のバイブル的本。本を見ながら革靴の手入れをするので、本はボロボロになっちゃいました・・・。
※『人が病気で死ぬワケを考えてみた』森皆ねじ子 主婦と生活社 ¥1,000(税別)
医学専門書のカリスマ漫画家が描いた、病気についてわかりやすく解説したイラストエッセイ。漫画は読まないけど、イラストで何かを伝える凄さをしみじみ思い知らされた本。

★初参加の女性、‘超’おススメの3冊。
※『ハーモニー』伊藤計劃 早川書房 ¥720(税別)
核戦争後、生き残った人間たちは健康管理され、思いのまま生きられないという閉塞感がある。そんな中一人の女子高校生が立ち上がり社会に抵抗する。自分の体は自分のものだと。生きることとは何かを語る。その言葉に物凄く感動した。
※『手紙魔まみ、夏の引越し(うさぎ連れ)』穂村弘 小学館 ¥762(税別)
最近、短歌にはまっていて、この本は、男性なのに女子的感覚が凄いと思う。
※『愛をみつけたうさぎ 』ケイト・ディカミロ ポプラ社 ¥980(税別)
傲慢なうさぎが初めて誰かの役にたちたいと思ったあたり、心に刺さりました。泣けた絵本。

★ミステリ好き女性が薦める、2016年‘超’面白かったミステリ4点
※『炎の塔』五十嵐貴久 祥伝社 ¥1,800(税別)
ハリウッド映画「タワーリング・インフェルノ」が好き過ぎて、舞台を日本に変えて小説にしちゃった。火災原因、人間ドラマ、消火活動など概ね映画と同じ。ただ違うのはラストの鎮火方法。これが凄い!面白くて一気読み。
※『staphスタフ』道尾秀介 文藝春秋 ¥1,600(税別)
家族をテーマにしたミステリ。著者が今まで描いてきたミステリ作品に新たな味付け。心に沁みるラストに思わず泣けた。
※『シンデレラの告白』櫻部由美子 角川春樹事務所 ¥1,300(税別)
おとぎ話、「シンデレラ」がヒント。意地悪な継母たちはこの作品では慈愛に満ちた継母として描かれ、切ない恋物語と継母と継娘の秘密の謎解きがミステリチックに描かれている。
おとぎ話が大人の小説に変化した驚きの作品。
※『神様の裏の顔』藤崎翔 KADOKAWA ¥680(税別)
誰からも尊敬される神様のような人が亡くなり、その通夜に集った人々が故人を偲んで思い出話を始めると、神様への違和感が募ってきた・・・。もしかしてとんでもない人だった?元芸人の著者が描く、絶妙なブラックユーモアが炸裂する、とんでもミステリ!!

などなど、おススメ本の話は尽きず・・・・。
外は雪でとても寒そうでしたが、読書会はこの本をすすめたい!という参加者の熱い想いでとても盛り上りました!

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