第61回本の学校読書会レポート

5月24日(木)に第61回本の学校読書会を行いました。
課題図書は、現在、テレビに出演中で、「サイコパス」の著者、中野信子さんの「シャーデンフロイデ」(幻冬舎新書)です。
人間の心の闇の部分に触れる本。男性4人、女性8人の計12人で話しました。
それでは、トピックです。

課題図書:中野信子『シャーデンフロイデ 他人を引きずりおろす快感』(幻冬舎新書)。
タイトルは少し過激ですが、人間にはそういう心理が隠れていて、なぜそれに快感を覚えるのかを解き明かした本です。
「シャーデンフロイデ」とは、他人を引きずりおろしたときに生れる快感のこと。
一例をあげれば、成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し喜びに浸るとか。
実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっており、オキシトシンは母子関係など人間関係の愛着を形成するために欠かせない脳内ホルモン。
しかし最近の研究で、愛情だけでなく、「嫉妬」の感情にも作用することがわかってきた・・・・。

・読後の全体的な感想は、「太古の昔からある感情についてみなさんがどう思っているのか?」「心理面、感情面からアプローチした実験のところが面白いと思った。」「嫉妬という感情は嫌なものだと思っていたが、物質に左右されることがわかり少し気持ちが楽になった。」「脳内化学物質の説明が興味深かった。」「読みやすい、わかりやすい」「こういう感情を持っていることが恥ずかしいと思った」「今のワイドショーで取り上げられている問題についてリアルタイムだなと思った」「こういうテーマについては、出来るだけ離れていたい。一人向き合うにはつらい。」など様々な感想がありました。

・特に「嫉妬」について
「何に対しての嫉妬?」「他人と比較した時に感じる」「みんな違うのに比べても仕方ない、意味が分からない」「気がつくと他人と比較している自分がいて嫌な気持ちになる」「自分自身に満足していないから」「羨ましいと感じたことはない」・・・。正直な気持ちが語られていました。

今まで、この本で取り上げられていることは、自分の嫌な部分と向き合うことなので、あまり手にとらなかった。
でも読書会で取り上げられ参加者さんと話をしたことで、自分自身の嫌なところを客観的に見ることが出来た。
それはすごくプラスになったと思います。

来月の「本の学校読書会」は6月27日(水)の予定です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ランキングについて

システム変更中のため、7月中はランキングの表示を休止いたします。

ページ上部へ戻る